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経営状況分析の評点対象項目とY点アップのポイント


経審で点数化される項目を教えてもらったとき、経営状況分析は飛ばしたじゃないですか。


ええ、そこまで話すと長くなっちゃうんで、あのときは省略させてもらいましたよね。


あれ、ちょっと気になっていたんで、ここで一通り説明してもらえますか?


ええ、もちろん。

 

【参考】貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)





経営状況(Y点)の8指標


経営状況はY点というんですけど、8つの項目を組み合わせて点数が出るんですね。


ふんふん。


x1*からx8まであって、4分野にそれぞれ2つずつの項目があるんです。
なので、4つに分けて順番に説明していきますね。


*経営事項審査のX1・X2(経営規模)と区別するため、小文字表記にしています。


お願いします。

 


 

負債抵抗力(x1・x2)


まずは「負債抵抗力」ですね。
借入金の多さとかが点数に影響してきます。


やっぱり、借金が多いと点数が下がるんですよね?


そうですね。
負債抵抗力の2項目だけは、ポイントが高いほどY点が下がる仕組みです。


へえ。


x1:純支払利息比率(%)

=(支払利息−受取利息配当金)/売上高*100


 


x1は「純支払利息比率」といって、利息の金額と売上高の比率です。


ふんふん。
「じゅん」て何です?


これはですね、支払利息から受取利息とかを引くんですね。
ようするに、「金利負担の純額」みたいな感じです。


なるほど。


といっても、銀行に支払う金利はそこそこあっても預金の利息はほとんどつかないので、普通の利息だと思ってもそんなに影響ないですよ。


まあ、そうでしょうね。


この利息を売上高で割ると何パーセントになるか計算するんですね。


ふつう、だいたいどれくらいなんですか?


ちょっと古いデータ*になってしまいますが、黒字企業の平均で0.4%くらいですね。
経審の全国平均でもそんなに変わらないです。
売上1,000万円につき4万円の利息が目安ですかね。


*出所:『第13次業種別審査事典(第4巻)』一般社団法人金融財政事情研究会(編集) きんざい 2016年


へえ。


商工会議所と日本政策金融公庫が連携して提供している「マル経融資(小規模事業者経営改善資金)」が金利1.2%くらい*ですので、それですと売上1,000万円につき333万円借りられる計算です。


*2020年5月8日現在:1.21%


売上の3分の1ですか。
意外といけますね。


ええ。
ただ、金利2%でしたら200万円で同じ点数になりますから、それだと5分の1になってしまいますね。


なるほど。


じっさい、借入してでも事業を拡大したほうがよい局面もあるのですが、いずれにせよ金利は低いに越したことないですね。


ですね。

x2:負債回転期間(月)

=負債合計額/(売上高/12)


 


もう一つは「負債回転期間」ですね。
これは貸借対照表の流動負債と固定負債の合計と、月商を比べた数字ですね。


ほう。


月商といっても、毎月の額をいちいち出すわけじゃなくて、単純に年間の売上高を12で割るだけなんですけど。


へえ。


それで負債の額を割ると、全部の負債を返すとしたら何か月分の売上が必要かわかるんですよ。
ちなみに、年間の売上を365で割った数字を使えば、「何日分で返せるか」がわかります。


なるほど。
もちろん、早く返せるほどいいんですよね?


ええ。
なので、こちらも数字が小さいほどY点が高くなる仕組みです。


どれくらいが目安になるんですか?


先ほどのデータですと、黒字企業の平均が6か月弱ですね。
やはり経審の平均も同じくらいです。


へえ。


ですので、売上1,000万円につき500万円の負債が目安になりますかね。


なるほど。
しかし、なんで、わざわざさっきの利息と別に計算するんですかね?
どっちも売上で割るんですよね?


ああ、さっきのは利息と売上の比率だったじゃないですか。
なので、銀行からの借入しか計算に入らないんですよ。


あ、そうか。
こっちは未払いの金とかも入るのか。


そうなんですよ。
あと、役員からの借入金なんかも入りますよね。


ふうん、いろいろ複雑なんですねえ。


ですねえ。

収益性・効率性(x3・x4)


次は収益性と効率性の分野です。


x3:総資本売上総利益率(%)

=売上総利益/総資本(2期平均)*100


 


まずは「総資本売上総利益率」というのがあります。


へえ。
総資本と総利益って、どこのことなんです?


総資本ていうのは、負債と純資産の合計ですね。
ようするに、貸借対照表の右側全部を足した金額です。
まあ、左側の数字も同じですけど。


ああ、そうか。


売上総利益は、いわゆる粗利(あらり)のことですね。
建設業だと、完成工事高から完成工事原価を引いて、完成工事総利益なんて言い方します。


ああ、聞いたことあるような……


ただ、経営状況分析の場合、建設工事の請負だけじゃなくて資材販売とかの兼業があれば、その売上高も入れて計算するんですよ。
もちろん、原価も同じで、兼業の原価も入れます。


ふうん。


あ、これは他の指標も同じですね。Y点で「売上高」といったら、どれも兼業込みのことだと思ってください。


了解です。


で、ここでは粗利と総資本の比率を見るわけです。
粗利を生み出すために自己資本とか借入とかをひっくるめて、諸々でいくら突っ込んだのか……つまり、どれだけ効率的に稼ぐことができたのかを数字にするんですね。


なるほど。
じゃあ、資本金とか少ないほうが有利なんですかね?


そうとも限らないんですけど、土地とかの固定資産が多いと、この数字が悪くなっちゃう傾向がありますね。
ちなみに、総資本が3,000万円未満の場合は、3,000万で割ることになります。


ふんふん。
で、これはどれくらいが合格点なんですか?


例のデータですと、30%くらいになりますね。
総資本1,000万円につき粗利300万円というところです。
ただし、経審の平均値はプラス5%くらいになっていますね。


へえ。


x4:売上高経常利益率(%)

=経常利益/売上高*100


 


もう一つは「売上高経常利益率」です。
いわゆる収益性ってやつを計る数字なんですけど、これは一般的な財務分析でもよく出てきますね。
ようするに、売上に対してどれだけ利益が残っているか、という話です。


へえ。


経常利益なので、営業利益から借入金の利息を引いた金額と思ってもらえばいいんじゃないでしょうか。


じゃあ、ここも利息が関係してくるんですね。


そうですね。
ただ、ここの場合は、その前の営業利益と、さらに前の売上総利益、つまり粗利が重要になってきますね。


ほうほう。


ようは、売上原価や販管費などの経費をどれだけ抑えられるかの勝負、という感じですね。


なるほど。
で、平均どれくらいなんですか?


黒字企業の平均が3.5%くらいですね。
経審の平均は2%くらいですので、それ以上は目指したいところです。


へえ。


ただ、ここは総合評定値のP点にあまり影響しないので、そういう意味ではちょっとやりがいないんですよね。


ふうん。


といっても、経常利益率は重要な数字ですので、やはり上を目指すべきだと思いますよ。


了解です。


財務健全性(x5・x6)


3つ目の分野は、財務健全性です。
自己資本にどれだけ余裕があるのかがポイントになってきますね。


ふんふん。


x5:自己資本対固定資産比率(%)

=自己資本(純資産)/固定資産*100


 


一つ目は「自己資本対固定資産比率」というやつです。
文字通り、自己資本、つまり純資産と、それに対する固定資産の比率ですね。


というと?


機械とかの固定資産を買うときに、どれだけ自己資本でまかなえているか、つまり借入に頼っていないか、というのを見ているんですね。
なので、固定資産に比べて自己資本が大きいと、点数が高くなる仕組みです。


なるほど。


これ、一般的には「固定比率」といって、逆に固定資産を自己資本で割るんですよ。
ただ、それだと数字が低いほうが良くなるので、経審ではあえて逆にしているんでしょうね。


へえ。


黒字企業の平均は、ちょうど100%くらいですね。
つまり、固定資産と純資産の額が同じくらいということです。


ほうほう。


でも、経審の平均だと150%くらいですね。
自己資本比率にすると67%ですので、結構高いイメージですね。


へえ。


まあ、こちらもP点への影響は少ないほうなので、100%が目安でもよいのではないでしょうか。


了解です。


x6:自己資本比率(%)

=自己資本/総資本*100


 


もう一つは「自己資本比率」です。
これも一般的な数字で、総資本の中に純資産がどれだけあるかがわかります。


ふんふん。


純資産が多い分だけ負債の割合が少なくなるので、やはり数字が大きいほうが良いことになります。


なるほど。


これは30%が目安ですかね。
黒字企業も経審も、平均がそれくらいです。


へえ。
借金のほうが多いんですね。


まあ、負債の部には買掛金なども入ってるのですが、自己資本比率が50%を超えていたら、つまり負債より純資産が多かったら、安全性はかなり高い部類に入ると思いますよ。


ほうほう。


とくに、建設業の場合は未成工事受入金、いわゆる工事の前受金で負債が膨らむ場合があるので、自己資本比率は低くなりがちなんですよね。


そうなんですね。


絶対的力量(x7・x8)


最後の2つは「絶対的力量」と呼ばれるもので、これは経営規模の大きさがもろに影響してくるんですよね。


なんかそれっぽい名前ですね……。


x7:営業キャッシュフロー(億円)

=営業キャッシュ・フロー(2期平均)/1億


一つ目は営業キャッシュ・フローの額ですね。
利益じゃなくて現預金とかがいくら増えたかの話になるんですけど、いずれにせよ1億円単位なので、大企業じゃないとほとんど差がつかないんですよね。


ふうん。


なので、この数字は気にしなくてもいいです。
ただ、営業キャッシュ・フローの数字自体は会社の資金繰りにも直結しますんで、例えば前期より利益が増えているのに営業キャッシュ・フローが減っているときなんかは、ちょっと注意したほうがいいですよ。


へえ。
そのときはまた相談します。


ええ、私も気をつけて見ておきますね。


x8:利益剰余金(億円)

=利益剰余金/1億


最後は利益剰余金の額ですね。
会社設立から直前期までの利益の積み増しを見るわけですが、やはり1億円単位なので「なんだかなあ」という感じです。


ですね。


まあ、利益剰余金が多ければ自己資本比率や固定比率も改善しますので、そういう意味では大切なポイントになりますね。


たしかに。


……というわけで、今説明した8つの指標に一定の比率を掛けてY点を出していくんですね。




ふう。
ややこしいですねえ。


お疲れだと思いますが、せっかくなのでY点を上げるためにどうすればよいのか、簡単に説明しておきしょうか?


ええ、ぜひ。


Y点アップのポイント


では、4つの分野ごとに、大まかな方向性みたいなものを説明しておきますね。


お願いします。


負債抵抗力(x1・x2)の評点アップ




まず、x1とx2の負債抵抗力ですけれど、どちらも負債を減らすか売上を増やすかで改善します。


やっぱり、借金はしないほうがいいんですかね?


じつは、そうとも限らないのですよね。
例えばですけれど、1,000万円借りて最新の機械を買えば向こう5年で500万円の利益を出せるとしますよね?
でも、古い機械のままだったら余計な手間がかかって利益が100万円になってしまう、というような場面を想定してみてください。


ああ、なんとなくわかりますわ。


ようするに、利息よりも利益が大きくなるのだったら、借金する価値があるんですよね。
もちろん、自己資本と負債のバランスなども重要ですし、場合によっては資金繰りが厳しくなることもありますので、そのあたりはいろいろな視点から考えなくてはいけないのですけれど。


なるほど。


あと、x1の純支払利息比率を考えると、先ほどもお伝えしたとおり、なるべく金利の低い融資を選ぶべきですよね。


そりゃあ、そうすね。


ただし、銀行との「お付き合い」みたいなのもありますので、そのあたりもバランスになりますかね。


たしかに。


そういえば、x2の負債回転期間を計算するときに負債の額に入れなくてもいい「KKS出来高融資」というのがあるんですけど、このへんも金利との兼ね合いとか見て考えていくことになるでしょうね。


へえ、そんなのあるんですね。


ええ。
公共工事を受注して出来高が2分の1以上になったときに、請負代金を担保にして借りることができる仕組みなんです。
東京都や八王子市が発注する公共工事なんかも、対象になってますよ。


へえ。


まあ、さっきも言ったとおり金利の面とかも考えたほうがいいんですけど、そういう選択肢もあるってことは知っておいて損はないと思います。


ですね。


収益性・効率性(x3・x4)の評点アップ



次は収益性と効率性の改善ですけれど、これはやはり、粗利を上げることですね。


x4は粗利じゃなくて経常利益ですよね?


ええ、そうなのですが、粗利が低いと、その後の営業利益や経常利益で挽回するのはかなり難しいですからね。


なるほど。


やはり、一つ一つの工事できちんと粗利を出せるかどうかというのは、いつも意識しておいたほうがよいと思います。


了解です。


あとですね、x3は総資本の圧縮でも改善しますので、その点も意識しておくとよいでしょうね。


例えば?


そうですね、回収が遅れてる売掛金があったら、早めに処理しておくべきですよね。
他には、節税目的で入っている保険なども、改めて検討したほうがよいかもしれません。


へえ。


あと、社長の車が無駄に豪華な場合などは、数字が悪くなってしまいますよね。


あ、それは大丈夫じゃないかと。
もう減価償却も終わってますし。


では、その点は問題なさそうですね。


ええ。


ちなみに、x3は、むしろ中小企業のほうが有利って言われているんですよ。
規模が大きくなると、どうしても資産が膨らみますからね。


なるほど。


P点への影響も小さくない項目なので、ここは高得点を狙いたいところです。


わかりました。


財務健全性(x5・x6)の評点アップ



続いては、財務健全性の話ですね。
ここは自己資本の充実というのがキーワードでしょうか。


ふんふん。


x5は固定資産の削減でも改善しますけれど、必要な設備まで売ってしまったら本末転倒ですよね。


まあ、そうですね。


もちろん、無駄な物は買わないほうがよいのですが、なんでもかんでもリースやレンタルですと、いざというときにパッと動けなくなりそうだと思いませんか。


たしかに。


ですので、必要な物はそろえつつ、利益の積み増しで自己資本を強化していくのが王道だと思いますよ。


ええ。


節税ばかり意識していると純資産がなかなか増えていかないので、そこは税理士さんとも相談してみたほうがよいでしょうね。


わかりました。


純資産が増えていけば、x6の自己資本比率も良くなりますから。


ですね。


ちなみに、自己資本比率は68.5%が上限値なので、逆に言うと負債が総資本の3割くらいになるまでは、借入金を増やしても安全と考えられるんですね。
もちろん、短期借入金と長期借入金の比率などにもよりますけれど。


なるほど。
とにかく自己資本を多くすればよい、ってわけじゃないんですね。


そうなんです。


絶対的力量(x7・x8)の評点アップ


最後は絶対的力量てやつですね。


ああ、あれですね。


さっきも言ったとおり、これは1億円レベルで計算するので、それなりの規模の会社じゃないと、あんまり影響しないんですよね。


でしたね。


なので、経審のことだけ考えたら、この数字を意識して何かする必要はないと思います。
ただ、繰り返しお伝えしているように、営業キャッシュ・フローも利益剰余金も経営上は大切な数字なので、少なくとも年に一回はチェックしておくべきでしょうね。


了解しました。


Y点対策のまとめ


Y点の8項目って、全体を上げるのは難しいですし、最後の2つみたいに中小企業だとそもそも対策しようがないものもあるんですけど、ポイントを絞ればそれなりに点数アップを目指せるんですよね。


というと?


P点に換算するとき、8項目を均等に組み入れるわけじゃなくて、それぞれ割合が決まってるんですよ。




 



へえ。


こうして見ると、寄与度が大きいのはx1とx3、あとはx6ですよね。


ええ。


なので、対策をするとしたら、このあたりがポイントになるんですよね。


ふんふん。


理想的な展開は、このような感じでしょうか。

  1. 粗利率の高い工事の受注 → x3の総資本売上総利益率が高くなる
  2. 利益率の向上で利益剰余金の増加 → x6の自己資本比率が高くなる
  3. 自己資本の充実で負債が減少 → x1の純支払利息比率が低くなる



なるほど。


たとえY点のことを考えなかったとしても、いずれも大事なポイントですので意識しておいてください。


了解しました。


まとめ


経営状況についてまとめると、こんな感じでしょうか。


経営状況(Y点)まとめ

  • 「負債抵抗力」「収益性・効率性」「財務健全性」「絶対的力量」の4分野8項目
  • 8指標の寄与度は均等ではない
  • 売上総利益率(粗利率)の向上と自己資本の充実がポイント



だいたいわかりました。


まあ、経審の点数アップを最優先にはしないほうがよいと思いますが、いずれにせよ粗利と自己資本は重視するべきでしょうね。


みたいですね。
これからは見積もりのときも粗利をもっと意識するようにします。


ええ。
経審については、だいたいこんなところでしょうか。


いやあ、なかなか大変そうなので、これからもいろいろ教えてください。


ええ、もちろん。


補足

経営事項審査独自の指標


x3の粗利を総資本で割るのって、他ではあまり聞かないですよね。


ですね。
これは経審独自の指標なんじゃないでしょうか。


普通はROA(総資本利益率)を考えるとき、分子には経常利益を持ってくることが多い気がします。
営業利益ではなくて経常利益なのは、「自己資本だけでなく負債も投下しているんだから、利息も含めて考えるべきだ」みたいな話だったかと。


へえ。
言われてみると、理屈が通っているような気がしますね。


あと、固定資産と純資産の比率も、普通の固定比率とは逆なんですね。


ええ。
お客さんにも話しましたけど、「数字が大きいとY点が上がる」って式にしたかったんじゃないですかね。
負債抵抗力みたいにマイナス掛ければ済む話だと思いますけど、それだとますます複雑になっちゃいますからね。


うーん、普段は固定比率や固定長期適合率で考えるので、やっぱりちょっと違和感あるんですよね……。


まあ、そのへんは経審の文化に慣れてもらうしかないかと。


ですね。


X3の分母を2期平均にする理由


ちなみに、x3の総資本とx7の営業キャッシュ・フローは、なんで2期平均なんですか?


経審に限らず、x3のようにP/Lの項目とB/Sの項目を比べるときは、B/S側は2期平均にすることがありますね。


なんでです?


これはですね、P/Lが年間の活動結果を示しているのに対して、B/Sは期末時点の結果だけを示しているからなんですね。


どういうことです?


損益計算書には「自 何年何月何日/至 何年何月何日」と書いてあるのに、貸借対照表は「何年何月何日現在」ですよね。


たしかに!


ですので、P/Lの粗利とB/Sの総資本を比べるのだったら、B/S側も年間の活動がわかるように2期平均を用いたほうがよい……ということらしいです。


ほうほう。


極端な例を挙げてみると、前期末の総資本が1,000万円の会社が、4か月に1回のペースで1,000万円ずつ借り入れて設備投資したとしますよね。
 



はい。


あくまでも仮の話ですけれど、流動資産などは変わらなかったとすると、次の期末は総資産が4,000万円になるじゃないですか。


ええ。


ここで、この会社の今期の粗利が200万円だったとしますよね。
そうすると、1,000万円の資本で稼いだ利益ではない気がしますし、かといって最後の4,000万円だけで見るのもどうかと思うんですよ。
 



言われてみると……。


そう考えると、B/Sは2期平均したほうがよい気がしませんか?


たしかに。
じゃあ、営業CFはなんでですかね?


うーん、これは私もよくわかりませんね。
経営規模評価の平均利益額(X2)も2期平均なので、それと同じような考え方なのではないでしょうか。


なるほど。


 

Posted in 許可・経審・入札

1件のコメント

  1. ピンバック:【法改正等未対応】経営事項審査の評点対象項目と経審点数アップのポイント

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